オレンジにっき☆

オレンジのフラメンコ&音楽&読書&日々の徒然です。
イラストにオンマウスで一言入っていたりいなかったり。

2008年11月

久し振りに都会(って渋谷ですが…)に行きましたら、すっかり街はクリスマスムード一色で、自分が時間の流れに取り残されていた感が否めないです…(涙)。

メッセンジャーの時はこの時期(と春ですね)にどきどきしたものです。
都内のどこもかしこもイルミネーションが綺麗で、それを自転車に乗りながら満喫できる、というのは何とも贅沢なことだったのではないかと。
事務所に帰る前に、坂を上ってわざわざ東京タワーの前まで行ってお写真を撮ったりしていましたよ。

懐かしいのです。

---------------------------------------------------------------------

相変わらず浅田真央ちゃんが気になるです…!

昨日テレビを点けたらNHK杯をやっていましたので観てしまったのですが、あの観ている時の微妙な緊張感(ジャンプが上手くいくなかなぁ、とか)そうゆうのはどうにかならないものか…、といつも思ってしまいます(汗)。

そうゆうのも含めて楽しんで観られたら良いのですが、ついつい手に汗を握ってしまいますよー。
順位とか得点とか関係ない、エキシビジョンを観たいですね。

昨日は背中が大きく空いた青い衣装を身に纏っていて、そこから見えるしなやかな筋肉の動きとか、骨の感じにやたらとどきどきしてしまいました。
観ながら(背中の)写真を撮るか、デッサンのようなことしていみたい…!と思ってしまいました。
確か以前はサッカー選手の脹脛とか脚を描きたいと思っていたような…(汗)。

そいで周りに違う空気が流れているようにさえ感じる、腕や指の伸びやかな動きを一度くらいは実際観てみたいですね。

長洲未来ちゃんも素敵でした☆
チャップリンメドレーを滑ったのですが、演技が終わった後のリアクションもチャップリンめいていてコミカルな動きで遊び心が感じられて良いのですね。

基本的に本は購入する主義なのですが(後から結局また読みたくなって結局買ってしまうため…)、今は読むペースにお金が追いつきそうにないので(汗)図書館で借りて来ましたよー。

[ロードムービー]がなかったので、[スロウハイツの神様]上下巻読了です。

スロウハイツの神様(上) (講談社ノベルス)
スロウハイツの神様(上) (講談社ノベルス)

勝ち気で自分自身の哲学を貫いている環が、某ロボットアニメの強気な歌姫を想像してしまいました…(すみません…)。

そいでこの本に、
“眠る時間を惜しむくらい、読みたい本があるのは贅沢なことだ、”
という一文があるのですが、そうか、幸せというより贅沢の方がしっくりくるような気がする、と思ってしまった次第です。
最近本を読んでいるとそんな状態なのですね。

と言いつつも、ちょっと今回はご都合主義な部分があったかなぁ、と思ったりもしたのですが、最後に正義が言う
「まぁ、なんて言うか、あらゆる物語のテーマは結局愛だよね」
という台詞はまんま辻村深月さんの作品に当て嵌まると思いましたよ。

そいで前半に張った伏線が最後に全部きちんと収束される部分は相変わらずすごいのです。

&辻村さんの作品は殆どがリンクされていて、その繋がりも楽しいです。
こうゆうのには本当に弱いのですね〜…。

Gizmodo Japan]で、ハリウッド版[鉄腕アトム]の情報が載っていたので(ものすごいアメコミタッチになってましたよ…)、そういえば以前観た新生アトムのOPがカッコ良かった気がするー、と思ってYOUTUBEで探してみましたら発見です。



うぅうう〜ん、ムチャクチャカッコ良いですねー。
こうゆうカット割りが大好物ですよ☆

いずれアトムと道を違えることになる青騎士(でしたっけ?)がクローズアップされているのも良いですね。
でも青騎士が出てきて、アトムが10万馬力から100万馬力になった時点で、手塚治虫さんの中でアトムは終わっていた、というお話しを以前のNHKスペシャルか何かで観たような…。

そいでそこからの虚無感と、醸し出される退廃的な雰囲気にものすごく惹かれたのを覚えています。

ま、また辻村深月さんですー。
[ぼくのメジャースプーン]読了です。

ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)
ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)

忌まわしいあの事件が起きたのは、今から三ヵ月前。
“ぼく”の小学校で飼っていたうさぎが、何者かによって殺された。
大好きだったうさぎたちの無残な死体を目撃してしまった“ぼく”の幼なじみ・ふみちゃんは、ショックのあまりに全ての感情を封じ込めたまま、今もなお登校拒否を続けている。
笑わないあの子を助け出したい“ぼく”は、自分と同じ力を持つ“先生”のもとへと通い、うさぎ殺しの犯人に与える罰の重さを計り始める。
“ぼく”が最後に選んだ答え、そして正義の行方とは。


(※以下ちょっとネタバレを含みます)
自分自身の声で、相手に絶対的な呪いをかけることができる能力を持っている、という設定がキャラメルボックスの[嵐になるまで待って]を連想しました。(でもキャラメルボックスとは全く違う方向へと話しは転がっていったのですが…。)

人が人を裁くという、大人でさえ躊躇うような状況で、その決定権を持った子どもは何を考えるのか。
ウサギを殺した犯人にどういった呪いの言葉を使うのか。

その場面を向かえる前々日に“ぼく”が秋先生に提示した答えはあまりに無難だったのですが、読みながら、それもありかなぁ、とも思っていたのですが…。

でも実際に“ぼく”が出していていた答えは、もっと残酷で、自分の命を対価にしてまでも相手の真情を見極めたい、そしてそれによって相手に罰を与えたいという、切実な願いがあったことが悲しかったです。
同時に、そうまでして許せないと思っていた強い心が“ぼく”の中にあったのはちょっと嬉しかったような感じでしょうか。

でも終盤で、結果的にふみちゃんをそうゆう目に遭わせてしまった自分が可哀想なだけじゃないかと思うんです、と“ぼく”が秋先生に言ってたのですが(だからこれは結局自分のための復讐だったのではないかと)、でもそうゆう自己保身の気持ちも確かにあったかもしれないけれど、そうじゃない部分もちゃんとあったのでしょう、と言いたくなります。

人間とか感情は、そこまで完全に割り切れるものではないと思います。
そういったものに完璧な理由付けなんてできるはずもなくて、それでも迷っている時には何か確かな答えが欲しくなる気持ちも、とても分かったりするのですが。

&世間はそういった事件をどんどん忘れて行ってしまう(それでもその事件によって負った傷はそう簡単には癒されることはない)ということに対して、文中に出て来た、“世間に消費されていく”という表現が本当にピッタリだと思いました。


そいでこれには[子どもたちは夜と遊ぶ]で出て来た大学教授の秋先生が登場します。

この人はどこかが絶対的に冷めた目で世間を常に捉えていて、でも一度自分の懐に迎え入れた子ども(なのですね、秋先生にとっては)に危害を加えたられた時には、自分の独断と偏見で以て、その行為によって誰が傷付こうが死のうがまったく自分には関係がないと冷たく言い放ちながら、容赦なくその相手に制裁を加えようとする、という姿勢が好きです。

それは決して正義のためとかではなくて、利己的で完全なエゴだとも思うですが、この人にはその部分に惹かれる何かがあるのですね。

[子どもたちは夜と遊ぶ]とも所々でリンクをしていて、当時有耶無耶だった謎が解けて行きます。

冷たくなって行く月子に強く呼びかけた言葉は、その声の力だったのか…!と読みながら思わず膝を叩きたくなりました。
その呪い(というよりは祈りだったのでないかと思うのですが)は、自分自身の命を掛けてまで浅葱を助けたかったという月子の強い思いによって結局思うようには発動しなかった、という出来事から、秋先生がその力を使わなくなったというエピソードも興味深かったです。

次は[ロードムービー]でしょうか。
それにしてもこのままでは辻村さんの著書を一気読みしてしまいそうな気が(ちゃんと転職活動もしています…)。

[凍りのくじら]読了です。
最近辻村深月さんづいています。

凍りのくじら (講談社文庫)
凍りのくじら (講談社文庫)

これは出掛けた時の電車の行き帰りで読んでいたのですが、社内でずーっと借金の取り立てのような電話を掛けている方がいらっしゃって、本の内容も相まって、かなりヘコみました(涙)。

その取り立て屋さんは、ドスの効いた声で脅しとも脅迫ともとれる内容の事を途切れる事なく永遠と話していて、
どうしてそこまで相手の人生を踏みにじるような酷い言葉を次々と発せられるのかが本当に不思議で、車内の雰囲気をとても居心地の悪いものにしていたのですね。

[凍りのくじら]もちょうど主人公の理帆子が回りの人間をとても冷めた目で見つめている場面で、それがちょっとその時の車内の居心地の悪さと重なってどうしようかと…。
自分を取り囲む全ての要素からどうしようもなく鬱屈とした気持ちになって、出掛けた事を後悔したりもしたのですが。

それでも帰宅してから、でもこの方の物語でこのまま終わるはずがない!と思って頑張って読みました。
そうしたら予想通り最後には確かな光が見えて、その光がやさしく足下を照らすような感じで、あぁ最後まで読んで良かった、と切実に思えました。

ドラえもんの道具を物語に擬えるように登場させることや、理帆子が、S・F(サイエンス・ファンタジー)をS・F(すこし・ふしぎ)と言っていた藤子・F・不二雄さんの言葉に周りの人や自分を当て嵌めて、“すこし・腐敗”、“すこし・不在”などと言葉遊びとをしているという設定も、上手いなぁ、と思うのと同時に、ものすごく現代的な設定なのだと思います。

そいでこの方の物語はよく学校が登場するのですが、寒々しいような真っ白い校舎の壁の感じや、屋上で見上げる空の様子が、読了後にすごく綺麗なイメージとして頭の中に浮かぶのですね。

文庫版のこの表紙も好きな感じのイラストなのです。
興味のある方はぜひ。

以前ビーズアクサセリも作ったのでアップです☆

_081124b

_081124a

色を飛ばし過ぎですね…(汗)。

昨日ホームズさんを観ながらもういっコ作ったのですが、パーツが足りなすぎて結局同じような物しか出来なかったです(涙)。


あぁああああ〜、もぉ、日頃の行いがそんなに悪いのかなー…、とか思ってしまうこの転職活動のダメダメな状態はどうすれば…。
時間があるのだから、興味津々のフラワーアレンジメントの体験教室とか、年賀状制作とか、J-WAVEの渋谷の公開録音を観に行くとかをすれば良いのでしょうが…、どうにも気もそぞろになってしまってダメダメですね…。
弱…。

シャーロックホームズ先生が最近気になりまして読んでいますー。
そいで調子に乗って、宮崎駿さんのアニメ[名探偵ホームズ]を借りてきましたよ。

劇場版 名探偵ホームズ
劇場版 名探偵ホームズ

い、犬ホームズ…!

飄々としつつもお茶目なホームズ先生が素敵すぎます。
CVの広川太一郎さんのお声も素敵ですよ(DVDの劇場版ですと柴田さんでしたが…)。

この方のほっこりのんびりボイスが好きです。
ライバルのモリアーティー教授とその部下のトッドとスマイリーのお茶目っぷりも良いですよー。

ベイカーストリートにあるホームズの下宿デザインも良いですね。
ごちゃごちゃしていながらもちゃんと原作部分を押さえているような、すごい背景設定ですよ。(描くのが大変そうです…(汗))。

宮崎駿さんの作品だけあって、テンポが良くって、ものすごーくくるくるとキャラクターが動いて心地良いです。

お時間がある方観てみてくださいー。
オススメです☆


本家のホームズ先生もレンタルして来ました。

シャーロック・ホームズの冒険 完全版 DVD-BOX
シャーロック・ホームズの冒険 完全版 DVD-BOX

吹き替えの方のお声がどこかお懐かしいような…。
このシリーズはファンの方の間でも一番支持率が高いらしいのですが…、でも島田荘司さんとか文庫本でのホームズ先生のイメージが強すぎて…!もっと若い方を想像してしまうです…(汗)。

気になっていた[ハルとソラのミニチュアの日々]です。

ハルとソラとのミニチュアな日々
ハルとソラとのミニチュアな日々

これはイラストエッセイ集でして、こげぱんのたかはしみきさんが描いてらっしゃいます。
イラストがとっても可愛い&読みやすいですよ。

もぉおおおお!ワンコのハルとソラが可愛い〜!
&ハルの声を真似てみきさんにお電話を掛けてくるみきさんのお母さんとかも可愛らしいです。
素敵なご家族なのですね。
こうゆう家族と一緒に住めるペットは幸せなのだと思います。

でもツタヤ併設の本屋さんで読みをしながら、うっかり号泣しそうになりました…(泣)。
最後が…悲しすぎて…。
これ以上読んだら絶対泣く…!と思って読めなかったです…(泣)。
ちゃんと購入して家で読む事にします…。

[終戦のローレライ]が気になっています。

終戦のローレライ 下
終戦のローレライ 下

と言ってもまだ手元にさえない状態なのですが…(汗)。
この表紙が素敵すぎまして、どうしようかと…!

空とか雲とか海のお写真がもぉどうしようもなく好きです。

そう言えば、[スカイ・クロラ]を買った理由もそんなのだった気が…。

[Bossa Books]というおもしろいブログパーツを見付けましたので、ペタリしてみました☆(左の本棚のパーツです)
レビューが書けたり、本を棚に並べたような構造にできるのがおもしろいですね。
本棚の下部分のロゴをクリックしますと、元サイトへジャンプします☆

でもこうゆうは、だんだんと管理が面倒臭くなってしまうのですよね…(えー)。
気がつけばブログ内のカテゴリ分けからして既にキチンとされていないという(涙)。

&こうしたものはあくまでデータでしかない、という部分が本当に切ないのだと思います。
サーバーが落ちたらどんなに時間をかけて積み重ねていたものでも、成す術もなくあっさりおしまいになってしまう部分で、全部が幽霊のような曖昧な存在なのではないかと思ったりします。


そいでそうゆうものに価値があまり(というか全く)見出せないというのが、お仕事を探し中の今の自分の最大の弱さなのだと思います。

このページのトップヘ